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 道東一人旅・3日目

◇ 6:50
 何故なんだろう? 今日も目覚ましより早く起きた。いつもの休みなら、どんな時間に寝ようと昼頃まで平気で寝てる体質なのに・・・。
 朝は和洋のバイキング。旅館なんで、洒落たメニューは全くない。仲居さんが、野菜がどうだの果物がどうだの、やたらと薦めてくれる。仕事熱心なのは結構なことだが、自由のはずのバイキングであれこれ言われるのは心外だ。
◇ 9:40
 移動の前にアトサヌプリへ。硫黄山の別称で、アイヌ語で「裸の山」という意味だそうだ。本当に頂上付近以外は岩盤の山肌で、所々白い煙が吹き出して黄色く染まっている。硫黄の蒸し玉子を売っていたが、買い求める人はほとんどいなかった。帰り際、写真を撮ってもらおうと思ったが、頼む人を吟味しなければならない。相当お年を召された方々が多く、二度押しが必要なデジカメだと頼みにくい。結局、親子連れらしい若い姉妹に頼んだ。もちろん、美人の方にだ(笑)
◇10:40
 ちょっと養老牛温泉近くの草原で寄り道。何やら黒いビニールで巻かれたモノがあちこちに転がっている。干し草でも乾燥させてるんだろうか。乗ってみたりジャンプしてみたり・・・あれこれ写真も撮ってみたけど、茶目っ気あるデキになったかな?
◇11:00
 昨日、摩周湖を全く拝めなかったんで、今日は「裏摩周展望台」から見ることにした。さすがに公共機関がケアしていない場所だけあって、訪れる人も少なく道中すれ違った車はたった2台。着いたときにいたのも4組で、見知らぬライダー同士が声を掛け語り合っている姿が旅の情緒を盛り上げていた。
 人の声以外まったく雑音のしない空間で、神秘的な湖面にしばらく見入っていた。観光客でゴミゴミしていなかったんで、心がすっきりした気分になった。
◇12:20
 次も公共機関のルートが届いていない「開陽台」を訪れる。360度見渡す限り緑の水平線。ここも、風切音と時折鳴る「開陽台幸せの鐘」の音以外、何も聞こえない。
 何やら電波の中継塔らしきものが立っていて、こんな僻地なのに携帯が通じる。電波モノ大好きの自分ではあるが、だんだん息苦しい世の中になってきてるなぁと感じた(^-^;
 標高が271mのせいなのか何なのか、よく注意して足元や壁をみると無数のテントウ虫が生息していた。普段では絶対にお目にかかれないすごい量だ。知らない間に身体のあちこちにタカっている。気づかないでどこかに腰掛けたり、車に乗り込んだりしようものなら、服やズボンにまとわりついたヤツがつぶれて汚れるだろうな。
◇14:00
 さすがに、普段休みでも滅多に乗らないせいか、知らない道を1時間以上ぶっ続けで運転していると非常に疲れる。途中、目に付いた景色をカメラにおさめたりして寄り道が過ぎて、考えていた時間より遅めに知床半島に入った。 昼飯が、こんな時間になってしまった。道の駅「知床・らうす」で、ここでしか食べれないという「海馬(トド)陶板焼定食(1500円)」を食す。誰かが、牛肉に似ているといったそうだが、牛肉より筋ばっていてやはり肉に独特の臭みがある。それを補うためにタマネギと蒸し焼きにして、甘さで隠すようだ。
 会計を終えた後、知床観光記念として「海馬料理」の賞味証明ミニ証明書を戴いた(笑) まあ、洒落ですな、洒落。裏の効用にある「ニキビ・ソバカス・小じわの防除」というのは信じ難いが。
◇16:10
 どうしようか迷っていたが、移動時間を考慮して、峠の手前にある無料露天風呂の「熊の湯」は今回はパス。またの機会にしよう。雪のため冬季の半年間、通行止めになる知床峠を越えて、今回のメインの湖へ向かう。ちなみにこの宇登呂〜羅臼間の国道は、日本で一番通行止めが長い国道なんだそうだ。宿のネイチャーガイドさんが言ってた。
 僕が「北海道」と聞いて最初に浮かぶのが、オホーツク海と、なぜか知床五湖なのだ(笑) 実は、昔ファミコン時代にやった「オホーツクに消ゆ」という連続殺人事件のミステリーものに、この場所が登場していることが僕の思考回路に影響している(^-^;
 とりあえず、一湖と二湖を遊歩道で廻った。40分ほどで歩ける、もっともお手軽なコースだ。三湖から五湖の方は、9月半ばに熊が出たという話もあったし、時間的にもキツそうだったので辞退した。この時期はエサが豊富で、最近はよく目撃情報が寄せられ重点的に警戒していると、これも前出のガイドさんが言ってた。一応、レストハウスで熊避けの鈴を貸してくれるんで、勇気ある方はどうぞ(笑) あ、あと虫よけも忘れずに。ここはテントウ虫じゃなくて、蚊がひどい(>_<)
◇17:30
 知床五湖からの戻り道、家族連れらしい野生のエゾジカと遭遇。道端を歩いているだけでなく、車が来ていようと堂々と横断する。あの飛び出しのタイミング、昼間なら事前に気が付いて止まりようも避けようもあるが、夜間じゃ無理だろうなぁ。今日の宿「夕陽のあたる家」に着く前、運よくオホーツク海に沈む夕陽に出くわした。本物の太陽も、水面の太陽も真っ赤に焦げて、旅人の心を捕らえてやまなかった。
◇19:00
 食事はJTBへの予約時任せてあったが、ノーマルクラスの最上位メニューだそうで、食前酒・珍味3種・煮物小鉢・和え物小鉢・刺身4品盛合せ・石焼き5品・焼き物・洋皿ステーキ・サラダ・食事・デザートがずらり並んだ。料理は美味い。確かに美味いが僕の胃袋には全部入り切らず、惜しいことをした。そうか、この料理のせいでココだけあんなに高い値段設定になってたのか・・・。やっぱり人に手配してもらうと、そこまで細かいことを指定しないといけないのか。いい勉強をした。
 料理は部屋番号ごとに並べられてた。斜め前の席に20代半ばぐらいの女性が一人で座っていた。レストランの店員との「女性でお一人って珍しいですよね?」という言葉が耳に入った。あちらも一人らしい。さて、声を掛けるものかどうか?(*^o^*)
◇21:50
 そういえば、ざうには「インターネット接続設定アシスト」なるものがあったのを思い出した。僕のメインプロバイダもデフォルトに含まれていたんで、東京のアクセスポイントのまま設定してみた。お、つながった! もっと早く気づけばよかった。早速、たまった昨日の分をアップしてみたが、どうも一日に文字制限があるのか、コピペで書き込み切れない。ま、分ければいいか。
◇22:20
 含ホウ酸重層食塩泉という、北海道でも珍しいウトロ温泉を満喫。昨日の硫黄系とは違い、肌への刺激はほとんどない。湯槽も露天もそれほど湯温が高くなく、じっくりとあったまる感覚で長く入っていられる。その分、身体の芯まであったまって、部屋に戻ってもずっとホコホコしていた。・・・が、入ったのが夜遅かったんで、全然寝付けないぞ!!(笑)