日本プロ野球史上初

　２時間、４時間と交渉延長した上で、ついにストライキ突入が決定した。とにもかくにも“合併ありき”で話し合いを進めるプロ野球機構側と、合併凍結を望む選手会に歩み寄りがある訳がない。しかも、新規加入球団も４カ月も準備期間があるのに来年度からは認めない、スト結構の場合は損害賠償請求を行う、など、機構側の姿勢は到底ファンには理解できない。東京高裁の勧告にもかかわらず、損倍請求をちらつかせて交渉している機構には腹立たしささえ覚える。


　それにしても、選手会が準備した140万人を越える署名を頭から無視しておいて、今日機構側が出した“ファンの皆様へ”という声明は、聞いて呆れる。明日の新聞に、もっと詳しい記事が掲載されるだろうが、ありゃ〜ファン心理に、火に油を注ぐようなものだな。


　この映像屋の仕事を始めた最初の５年間、直接プロ野球に係わって飯を食べていた身としては、ストは残念だが、オーナーサイドの一方的な決定で選手の多くが職を追われることになるのには納得できない。来週以降も厳しい交渉が続くだろうが、ぜひ選手会には尽力してもらいたい。
　今晩、激務の合間を縫って、深夜のスポーツニュースに出演した古田選手会長が、自分たちの行動へのファンの反応を見て聞いて涙し、声を詰まらせて発言できなくなったシーンは、とても重いモノを感じたな・・・・・。


　id:dohmo-bokudesu:20040917　いろいろ考える人も居るもんだなぁ。