kaichosanの日記

97~07年まで元Zaurusユーザーだった、フリーランスで流浪してる映像編集マンの雑多な日記です

 脱線事故の“その後” 8:52

 この12年、自宅から大阪以北・以東・以西への移動時は、必ずJRを利用している。でも、記憶にある範囲では、私鉄を含め、ホームでのオーバーランは一度ぐらいしか経験がない。おそらく相当部分が運転士の人的要員によるものだろうし、そう滅多に起きることじゃないんだろう。それが基幹エリアというか、重要区域路線では珍しいものではないという事を、一連の事故報道の中で知った。
 たしかに“ミスはあってはならないもの”だろうが、何でも100%完璧といかないのが人間だろう。それをよそに、連日の“重箱の隅をつつく”ような報道には反吐が出る。企業倫理やら体質やら、聞こえのいい言葉を並べて紙面や原稿を展開しているが、事の本質を見ていない切り口や論調が多すぎる。一昨日言ってた内容と反する記事や警鐘を流し続けることに、何の意味があるのだろう。お涙頂戴の悲哀記事も考え物だが、もっと首尾一貫した報道を期待したいものだ。
 当事者のJR西には、ミスを誘発する環境を改善し、何より、人の命をそして人生を運んでいる・・・社会的使命を背負った事業を担っている、その自覚を幹部に持ってもらえれば、それでいいんじゃないかと思っている。末端の社員、一人一人の”鉄道マンの魂”までは腐ってないと信じたい。