ようやく観た「-24- リデンプション」 27:17
ホントなら、去年のウチに米で放送が終わって、今ごろ日本でもDVDが出てるはずなんだけど、シーズン7制作直前の'07年末〜'08年初に起きた米脚本家組合のストライキで、シナリオが途中までしか完成せず数本分だけ撮影されただけでお蔵入り、完全に作り直す事になった米ドラマ『24』。
今後の展開の外伝的な位置づけとしてシーズン6.5とも呼ばれる、この作品が制作された。先月19日に日本でも発売されて、その日に届いてたけど、ずっと観てなかった。寝付きに失敗したんで、この連休の暇つぶしに観ることにした♪(笑)
※以下、ネタバレあり※
シーズン6まで観てない方は、先にレンタルをどうぞm(_ _)m
これまでのシリーズと比べると『単発作品』ってことで、ちょいとパンチ力に欠ける感じは否めないけど、シーズン7への“繋ぎ”と考えれば、このぐらいかなぁ・・・辛口だけど(^-^; メイキングで監督が語ってたけど、本来、シーズン7の冒頭で描こうとしてたモノをテレビ映画として作品化したようだし、米シナリオへの導入としてシーズン6後、バウアーがどう過ごしてたかが分かればそれでいいのかな、とも思える仕上がり。
迫力が足りないのは、全カットマルチアングルで撮影してないのか、もしくはその映像をフルに活かしてないからだろうな。編集で、もっとスピード感ある繋ぎにすれば良かったのに、普通なカット運びだったなぁ。やっぱり広いスペースのオープンロケになると、人の位置関係とか特殊効果の大きさ、それと俳優の動きを表現しようとして、どうしてもクローズアップ⇒ルーズショット⇒クローズアップ⇒ルーズショットが多くなって、見て分かるように状況を説明したくなるんで、テンポが出ないんだよね。狭いスタジオ空間だと、そのへんが要らないからかなり工夫できるんだけど。
ストーリーとしては、シーズン6でオードリーの元を去ったバウアーが東欧を旅して、インドに辿り着き、その後、アフリカで友人と再会して“面倒”に巻き込まれ、結局、アメリカに送還される・・・って流れが追えるんで、5⇒6の時よりは空白感がなくなった気がする。その友人がアフリカで見つけたモノを、バウアーはまだ見つけられずにいる、ってことも。
特典映像として、シーズン6のダイジェストと、シーズン7の予告とも言える17分間が収録されてた。これがファンには堪らない!(笑) 引き続き残ってるキャストもいるけど、どうやらメインの舞台がロスからワシントンになる関係で、ホワイトハウス以外のメンバーはごっそり入れ替わってる模様。映像で登場したのは、CTUではなくFBI内部だけなんで当然と言えば当然だけど。ちゃんと、このリデンプションの最後で米に送還されたバウワーがどういう扱いを受けるのか、から導入に入って、同時に一つの誘拐事件が起こるところから物語が進んでいく。
どうやらスタッフとしては、オバマが大統領にならない方が良かったんじゃないかな? ドラマの中では、本物の米大統領よりも先に、黒人を2人も大統領にしちゃったんで、今度は初の女性大統領を誕生させたようだし(笑) その身内にも、別角度からの手が伸びるところでリデンプションは終わったけど、シーズン7でもその流れは汲むんだろうな。
それにしても、噂では耳にしてたけど、死んだはずのあの人が、ホント唐突に悪役として再登場したのには驚いたなぁ・・・あんな扱いでいいのか?!・・・また何か裏があるのか? ん〜、本編ストーリーの公開が待ち遠しいぞっ!!^−^