kaichosanの日記

97~07年まで元Zaurusユーザーだった、フリーランスで流浪してる映像編集マンの雑多な日記です

 フェーズ5かぁ 09:40

 今朝、寝ようとしたらWHOの緊急会見が入って、しばらく眺めてた。ついこの間まで長いことフェーズ3だったのに、もうフェーズ5ですか・・・こりゃ、ホントにヤバくなって来たなぁ。


 今年1月、当時 流行りつつあった鳥インフルエンザに関連して新型インフルエンザ対策の番組を担当、国立感染症研究所の研究員のほか、今、毎日コメントが流れてる田代部長、それに各病院長のインタビューを編集して、初めて発熱外来っていうモノの存在とか患者の振り分け方法とか、パンデミックに対する自治体の行動計画や病院の備えについて知って、いろいろ勉強したとこだった。


 あんときは映画の中のフィクションだったり、対岸の火事だと思ってたのに、まさかこんなに早く現実味を帯びに迫ってこようとは・・・。


 国はSARS以後、新型の感染症に対する行動計画をまとめるよう指示してるけど、実はザックリしたところだけ決めて、いざ患者が国内で発生してからの医療体制の実務に関しては、自治体に丸投げしてるのが現実。たしか国も、去年の秋ぐらいまでは国内には入ってこさせない封じ込めができるとして基準を作ってたけど、冬頃にその基準を国内に入ったのち拡大させないに方針転換して行動計画を変えたもんだから、困ったのは地方自治体と現場の人たち。また国に合わせて計画をいじる必要が出てきた。


 1月時点では、都道府県レベル、市町村レベル、病院レベルでどこまで踏み込んだ範囲まで決めていいのか、役場の衛生関連部署と保健所と病院で、対応人員・必要資材・病室の確保、発熱外来の設置場所・規模、初期対応の患者の割振りに誘導方法とか、具体的なところまでキッチリ決められてるところなんて、ほとんどなかったな。今は水際対策で凌ごうとしてるけど、まあ無理な話。発生が確認された国で封じ込めに失敗したら、確実に国内にも来るだろう、っていうのが病院長たちの本音だった。


 タミフルを始め、抗インフルエンザワクチンもいくつかあるけど、備蓄ワクチンはおよそ3000万人分程度で、社会機能維持者から優先的に処方される、ってのが危機が差し迫って来た時の対応マニュアルだった気がする。それに、新型にどのぐらい有効なのかは未知数、早急に新型のウィルス株から作る必要があるけど、記憶では開発までに半年、量産までにさらに一年ぐらいかかるんだっけな。
 よく考えたら、通勤で使う路線は、関西空港の利用客と交わる可能性があるんだった。ぼちぼち自分の身は自分で守る算段を整えないと。