kaichosanの日記

97~07年まで元Zaurusユーザーだった、フリーランスで流浪してる映像編集マンの雑多な日記です

 民営化後の体質 9:01

 今回の事故以前からも感じていたが、JRの事故や遅れに対する体制や乗客に対する姿勢はなっていない。すべてマニュアルに沿って手順どおり行われているだけで、そこに現場にいる“人間”の、真の謝罪の念や感情がまるで見えない。
「本日は列車が遅れまして、誠に申し訳ありません。」
誰もそんな言葉を聞きたくはない。払い戻すのか戻さないのか、対応はどうなっているのか、延着証明はどこでくれるのか、乗客が直近に必要な情報はそっちだろうに・・・。
 メディアなど、ニュースで流れる大きな事例については、それなりの体制で望んでいるようだが、日常の駆け込み乗車や接続待ちが重なって起きる小規模な“遅れ”に関しては何ら対応する術がないようだ。複数の路線を経由する列車は、それぞれの影響を受けて、結果的に大きなズレが生じることがある。踏み切りの直前往来や乗車待ちなど、わずか数十秒の遅れの積み重ねが、5分、10分と大きくなっても、その延着の連絡が徹底されていない。当然、通勤や通学で利用している者にとっては、延着証明証の発行は必須だ。だが、乗客の事より“ダイヤ維持”が優先されるせいか、改札で駅員に頼まない限り、この程度ではまず間違いなく配布されていない。車内でアナウンスされる「誠に申し訳ありません」という言葉に、いかに意味がないか・・・今回繰り返されている隠蔽と責任回避ともとれる幹部会見を見ていて、あらためて嫌悪感を抱いた。