kaichosanの日記

97~07年まで元Zaurusユーザーだった、フリーランスで流浪してる映像編集マンの雑多な日記です

 無職3年 11:54

 オヤジが58歳で勝手に仕事を辞めて、もう丸3年が過ぎたのか・・・。毎日毎日どこへも出掛けず、朝から晩まで、ず〜っとテレビにかじり付いてやがる。小さい頃から、家具職人のオヤジの背中を見て育ったが、家族を一切顧みない、趣味を全く持たない父を尊敬できないでいた。そのため、兄弟二人は同じ道に進まず、音楽〜映像制作とIT産業の世界へ進んでしまった。そして、オヤジが独立を諦めたあたりから、家庭の空気が変わってしまった気がするな。


 職場で、仕事が出来ない口先ばかりの若手が増えて、面白くないのは理解できないではないが、専業主婦のお袋を抱えて、勝手に職を辞したオヤジの気がしれない。当時は、何度と無く家族会議を持ったが、激高する弟とオヤジが揉めるだけで何の解決にもならなかった。昨年の還暦月から、早期年金の支給を受けているとはいえ、行政は「お袋の年金の掛金を払え」と言ってくる。そんなの、「ロクな収入もないのに免除してもらえ!」って強く言ったから、何とか払わずに済んでいるものの、両親二人が食っていく為には、僕が生活費を入れざるを得ない。


 将来的には、実家を出て自分の家庭を持つ事になると、そう多額の支援は出来ない・・・せめてバイトでもいいから、オヤジが外へ出てくれると助かるんだけど、明治生まれの堅物のお袋を持つオヤジは、封建的な思考回路に捕らわれ、“職人気質”も相まって、まず働こうとしない。ここ数年はいいけど、5年先、10年先が思いやられる・・・いかん、妙に愚痴りたくなって、書いちゃった。ま、いっか。