ライブ中継の意味 19:09
最後の乗り換えが済んで、終着を目指す。そういや、今朝、時事通信の携帯速報で車輪不制御のボンバルディアが上空を旋回中と一報を受けた。
もちろん仕事中だったんで、気には掛けていたけど、確認する術もなく。そしたら、別フロアに居たデスクが「もうそろそろ緊急着陸するらしい」と知らせてくれた。えっ!? そんな映画並の奇策をこうも簡単に判断するものか、とも思えたけど、航行中に車輪を引き出すとか後輪着陸して地上逆噴射制動距離中に何とかするの方が現実離れはしてるとも考え直したり。
報道フロアへ行くと、大勢が固唾を飲んでモニターを見守ってる。民放とNHKの2社だけ*1“生”で旋回の様子を伝え、10:50頃から降下を開始。4分後、後輪の2つだけで地面に接地して、およそ10秒ほどそのまま平行を保って滑走、2秒〜4秒ほどでコックピットを下げて胴体着陸して、数回、火花を散らしながら滑走路内で止まってたな。
にわかに拍手が起きて、周囲からも安堵の空気が流れたけど、そもそも、ああいうの生中継する必要あるか? ニュース取材とか災害報道的観点からはいいのかもしれんけど、よくあるパニック映画のように燃料が尽きるまで待った訳でもないんだし、*2万が一の横風とかでバランス制御が狂って機体の崩壊・損傷とか、もしくは無事下りても爆発とか炎上とか、どう考えてもショックが大きすぎるものを茶の間へ流してた訳だろ? まあ、立場上、NHKは分からないでもないけど、民放までやるのはどうかと思ったねぇ。
それにしても、自分も年に数回、大阪→高知路線に搭乗するだけに他人事じゃないな。国交省が、国内の22機夜になって総保有数が判明、正しくは両社あわせて32機(ANA/JAL)を当面当日の運行を停止して緊急点検するらしいけど、それぐらいじゃ不安だねぇ。高知と松山、たまにあの機体が飛んでるんだよなぁ(’’