ザマナイ 14:13
明日で63年になるのか・・・8月に広島にいるのは、人生で2度目か? たしか3年前の8月6日にも広島に来てたけど、ザマナイ(その時)*1は午後入りで式典が済んだ後だったし、投下時間が朝8時過ぎなのもあって、そんなに市民の空気感というか緊張感も臨場感もなかったように記憶してる。8・6に向けて、こんな長期間居るのは初だな。
ここ数日は、プラカード持って行進してる人たちや民族楽器を演奏しながら歩く人たち、幟を手に練り歩いてる人、そして外国人の家族連れや団体が一気に増えてきた気がする。昨日あたりからは、大音量のうるさい装甲車もどきも増えてきたし(’’
戦後63年、数年前から戦争を実際に体験した高齢の方々が減り始めて、語り継ぐ人がいなくなってきてるそうな。被爆のこともしかり。でも、たしかに原爆も戦争もいけない、って事は分かるけど、もうそろそろメディアがやかましく言うのはいいんじゃないか、とも思ってる。
小さい頃、大工の棟梁やってた母方の爺ちゃんから「ワシは中国へ出兵して、騎馬部隊として銃剣で何人も殺した。自分が生きるためには、それしか方法がなかった。あれが悪い事だったとは、これっぽっちも思っちゃいない」って、たった一回だけ聞かされたっけなぁ。思い返すと、潔さ、気前のよさ、後ろを振り返らない性格の爺ちゃんが語ったあの言葉だけは、今も忘れてないな。戦争や原爆のことを忘れちゃいけないのは当然だけど、今の20代、30代にはどう足掻いても“頭”では分かっても、時代だの被害だのを理解はできんよ。追体験できるもんでもないし。
広島・長崎エリア以外の多くの人は、学生時代に平和学習とか必ずやるだろうけど、そこでどれぐらい感化されて後の人生に影響するだろう? 大学まで進んで、そういう研究とかする人は稀だろうし、戦争体験の話を聞いて、どこまでそれについて深く考えるだろう? 影響された人はされたなりに、そうじゃない人はそれなりに、もうそれでいいんじゃないの?と個人的に思う。
*1:今回の仕事と関係のある、とある国の言葉です(’’