kaichosanの日記

97~07年まで元Zaurusユーザーだった、フリーランスで流浪してる映像編集マンの雑多な日記です

 気持ちよかったぞ(^-^)v『乗馬体験』

 今日は、以前ポイントメールで応募して当選した「乗馬の無料体験」に向かう日だった。こんな日ぐらいもっと早く起きて、昼飯ぐらいちゃんと食っとくべきだった。いつも休みの日の午前中は起きないクセが身体に染みついているんで、二口三口程度箸を付けた程度で食は進まず、妙な空腹感のまま、馬に乗るハメになってしまった(^-^;


 14時過ぎ、指定の駅で降りたはいいが、送迎のマイクロバス乗り場が分からない。それにしても、すぐ駅前で地元住民に聞いて知らんって、目印と聞いていた○○信用組合って一体なんやねん!それじゃあまりにマイナーやろ! まあ、何とか携帯で確認してた時、それらしき緑のバスがやってきたんで、ギリギリで乗り込めたけど。走ることおよそ15分。目的地に近づくにつれ、看板もいくつか目に付くようになり、お目当ての乗馬クラブに着いた。


 もっと敷地面積が広いかと思っただけに、案外狭くて驚いた。でも、それなりに工夫された施設配置で納得。また、休日というだけあってたくさんの乗馬愛好家が汗を流していた。聞けば30年も歴史のあるクラブらしく、大阪が発祥なのだそうだ。会員数も、大阪本社だけで1700名を越えるとのこと。意外だったのは、30年前と現在の騎乗代が同じということ。物価も変わってきているだけに、正直採算面でどうなんだろうかと詮索してしまった。やはり、昔はハイソサエティな趣味だったんだろうか。


 さて、実際の体験だが、そもそもどんな内容なのか何の説明も受けてなかったんで、ちょっと不安もあったが心配していたほど大したことはしなかった。


 まずは、馬具を準備(といっても、ゴム製のブーツと帽子を合わせただけだが)して、あとはインストラクターの手本と指示に従って、実際に馬に跨がった程度のもの。直径10m足らずの屋根付き引き運動場を、「常歩(なみあし)」「駈歩(かけあし)」「速歩(はやあし)」で30分ほどグルグルと回る内容だった。今回のパートナーは、グレコという牡の9歳馬。想像していたよりも「馬の背中ってゴツゴツしてるなぁ」と感じた。
 これは跨がった瞬間に、何かとがったものに乗った感じがして素人ながらもすぐに分かった。ただ止まって乗っているだけでも、集中してバランスを取っていないと落ちそうな感覚と言えば伝わるだろうか。と思ったら、グレコは痩せ身でどちらかと言えば乗りにくいタイプの馬なのだそうだ。すべての馬がそういうわけではなく、実に乗りやすい背中を持った馬もいるそうで安心した。

 「馬に乗る時は、タテガミと手綱を左手で持つ」
 「手綱は、親指と指3本でつまむように」
 「アブミには、足の指の付け根あたりを優しく乗せる」
 「常に目線は高く」「背筋を伸ばして」
 「腕には力を入れず楽に」「アブミはお尻の真下にくるように」
 「へそで物を押し出す感じの重心を心掛けて」
 「鞍にはしっかり座らない」
 「手綱の持ち手で馬を押さえ付けない」
 「馬が命令を聞いたら、スキンシップで誉めてやる」

 ・・・などなど、いろいろ注意があった。馬の4本の足が左右交互に、順番に出ていく感じの「常歩(なみあし)」でゆっくり歩いている時は、何の心配もせずに乗っていられるが、ちょっとスピードを出して2拍子のリズムで乗る「速歩(はやあし)」の時はそうはいかない。アブミで踏ん張らず、膝から上を使った身体の上下運動でうまく乗るというのが難しい。
 担当の女性インストラクターの話によると、この乗り方は女性の方が上達が早く、男性は乗馬初心者の頃は、余計な力が入って力んでしまって、スムーズに乗れないんだそうだ。まあ、誰でもタイミングさえ合えば、馬が体を持ち上げてくれるリズムになり、長時間乗っても疲れないのが、この歩様と言うことだった。


 競馬を始めたずいぶん昔から、漠然と『馬に乗ってみたい!』と思っていたが、深く考えることなくワリと簡単に乗れて、久しぶりに楽しいひとときを過ごせた。もしかすると、イルカなどで語られることの多い動物との触れあいによるリラクゼーション効果もあるだろう。私のような鈍ってしまった身体と精神の「ストレス解消」にはいいのかもしれない。


 お値段の方も、イメージしていた上流階級じゃないと支払えないほど高くはない。むしろ、平日会員ともなると、入会金も安く1日の騎乗料もかなりリーズナブルな庶民的な価格だ。日頃からの運動不足もあるし、これは悪くない趣味になり得るかもしれないぞ?! 問題は、正会員になってからそれほど頻繁に通えるかどうかということ。あと2回、体験コースが残っているんで、それをやり終えてみて、考えてみたいと思う。


 それと、余談だが、いつも馬券の予想や回顧でジョッキーのことをとやかく言っているが、あのトップスピード(「襲歩:しゅうほ」と言うんだそうだ。今日初めて知った(^-^;)を出しながら、色々なことを瞬時でやってのけてると考えると、あまり悪いことを書けなくなるかなぁと思ってしまった (笑)