番組干渉 25:38
政治家だろうが民間人だろうが、「放送前のVTRを試写できた」というのがどうも解せない問題*1で、NHKと朝日新聞が揉めに揉めている。そのうち名誉棄損か何かで訴訟になるだろうな。
編集が終わった“番組”を放送前にイジることなんか、日常茶飯事なのに今さら何言ってるの?・・・というのが、現場にいる人間の意見だ。それが、上司や同僚の声なら“忠告”や“アドバイス”となり、部外者の声だと“圧力”や“干渉”ということになる。
現に、民放でもスポンサーの顔色を伺って、飲み物や家電製品の社名やロゴを隠しているのを目にするだろう。あれは、局内の営業からお達しがあったり、大手取引先の幹部から要請されているからで間違いない。酷い時代は、冷蔵庫や乗用車をスポンサーのモノに替えさせて撮影してたドキュメンタリーもあったそうだ*2。
また、番組宣伝の15秒、30秒スポットで気を悪くした取材対象者や関係者からの電話やメールで、ナレーションや映像を差し替えたりすることもままあるのが現実だ。これらと今回の問題と、どこが違うというのだろう? ちゃんちゃらおかしい泥掛け試合だ。それを、面白おかしく報じているワイドショーや新聞各社の方が滑稽でならない。