kaichosanの日記

97~07年まで元Zaurusユーザーだった、フリーランスで流浪してる映像編集マンの雑多な日記です

 黒電話が鳴り響く 00:55

 未明、風呂へ入ろうとして裸になりかけたら、突然、静寂を切り裂くベルの音が・・・。家族は寝静まってるし、イタズラかと思いきや鳴り止まない。出ると、オヤジの兄貴から。「寝てる弟(オヤジ)を起こせ」と。こんな非常識な時間に掛けてくるってことは、まあ、用件は推測できる。


 数年前から、ずっと入院してる最後の祖母が意識不明に陥ったらしい。すでに3人の祖父母は亡くなってる。ケガや病気じゃないんで重体ではない、ただの老衰危篤だ。来なくていい、って兄貴が言ってるのに、寝起きのオヤジは車で飛び出していったな。


 こっちとしては、この15年で一回ぐらいしか会ってないから、顔の印象すらほとんどないけどね。外孫の7番目なんで、可愛がってもらった記憶も全く無い。お年玉さえ要らないんで、中学時代からオヤジの実家には近寄って無いしねぇ。小学生のころ、「ワシが腹を痛めて産んだ子供に迷惑を掛けて何が悪い!!」と、我が儘の言い放題で親戚中を転々と泊まり歩き、母親をノイローゼにした記憶が強いだけだ。


 薄情かもしれんが、正直、労りも慈しみも悲しみも、何の感情も湧かない。ただ“回復”ではなく“冥福”を祈る。それと、父方の親戚なんて会いたくもないし、できれば“その時”が仕事と被ってくれれば、通夜も葬儀も出ないで済むんだけどな。タイミング悪く、週末の日月が谷間で身体が空くんだよねぇ・・・面倒臭いのは御免だ(-_-)