ちょっと怖い奇妙な噂 23:05

　この前、いつも飲んでる店のバイトちゃんから、妙な話を聞いた。霊的なモノが嫌いな人は、続きを読まないでほしい（＋＋


　大阪南部の“とある峠”で“小さな女の子の幽霊がが彷徨っている”という情報があるそうだ。それも一件や二件ではなく、もっと複数の遭遇証言が警察にまで寄せられているという・・・。少々オカルトな話で眉唾だとは思うが、なぜ警察にまで届ける人が多いのか？　それは、その女の子の風貌と去り際の言葉にある。


　人が寄り付きそうにない峠を、小学生ぐらいの女の子が一人で歩いていれば、だいたいのドライバーは気になって声を掛けるだろう。そうすると、素直に少し離れた場所まで車に乗るそうだが、町中までは乗らず別の山林で降りるらしい。そして、なぜあんな場所を歩いていたのか尋ねると・・・


　「わたし、お父さんに殺されたの・・・」


　と言い残して、去っていくという・・・。その峠は、大阪で数年前に誘拐事件のあった場所に近く、未だにその女の子は発見されていない。今も、彼女の誕生日と事件当日には全国ニュースになる有名な事件で、発生当初、警察は父親から毎日のように事情を聞いていた。もちろん“疑い”が掛かっていたからだが・・・。思い返すと、駅やスーパーに貼られているチラシの女の子に似てるんそうだ。


　当時は報道勤務に就いていて、いろいろ情報が入ってきてたんで、ある程度、事情に詳しかったが、こんな幽霊話は初めて聞いた。この話を店で聞いて、全身に寒気が走り、鳥肌が立ったよ（’’　こんな非科学的な証言があるからといって、家宅捜索もできないだろうし、大規模な山狩りを行う訳にもいかない。


　たとえどんな事実であろうと、早く真実が明らかになる事を願って止まない。