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 道東一人旅・1日目

◇10:30
「よ〜し、行くぞぉ〜」って時なのに、つくづく思う。天気予報ってヤツは、肝心なときほどアテにならない。あれだけ「午後にかけて大雨」と言っておきながら、朝から雲の切れ目から日差しすら差し込んでいる。タクシーを呼んだ方がいいか、最寄り駅まで歩くか、いらぬ考え事でしばらく時間を費やして損をした。しかも、僕はどちらかというと雨男の部類に入る・・・。まあ、結果的には晴れて良かったのだが。
◇12:50
 いつもは通勤に使っている列車で関空に向かう。久々に頭の中が空っぽの状態で電車に乗っている。果たして、どんな旅路が待っているんだろう。そんな事をぼんやり考えながら、日根野で電車を乗り継いで空港へ向かう。
 そういえば、テロ以来、飛行機には初めて乗るんだった。まず、国内便だというのに荷物検査が二重になっていた。カウンターでチケットの手続きをする前にX線機を通され、大型カバンのファスナーやチャックに簡易の封印シールが貼られる。どうやら手荷物への追加出し入れを確認する目的のようだ。手間が一つも二つも増えて、職員も乗客も面倒になったもんだ。
◇15:30
 機体は、想像していたモノより、かなり小さかった。機長席の真裏に乗降口のあるタイプで、左右5席に対して通路が一本しか無い。天井も低くちょっと息苦しさがあったが、接客してくれた乗務員の方が若くてキレイだったので、良しとしよう(笑) それに思いがけず、唐突に声をかけられて驚いた。「バースデー割得」でチケットを取ったため、手書きのバースデーカードと温かい言葉を戴いたのだ。ただ、9月にもなって「素敵な一年となりますよう・・・」というのはどういう意味だろうか(^-^;
◇16:30
 ほぼ定刻どおり、釧路空港着。天気はしっかりとした本降りの雨。やはり雨男ぶりは健在だった(笑) ちょっと興味はあったが、ちゃんと携帯がつながった。ツーカーホン関西もやるじゃないか!!・・・って、いったいどこのキャリアでローミングしてるんだろ?
 阿寒バスに揺られて釧路駅前へ。それにしても人が歩いていない。土曜の夕方、しかも雨模様とくれば確かに出歩きたくなくなるが、駅前の片側3車線大通りにも人がいないのはなぜ? あと、あちこちにある街頭スピーカから流れている広告アナウンスがうるさい。交差点ごとに設置されていて、ずっとしゃべってる。大阪でいう「♪こ〜こは ど〜この 細道じゃ〜」っていう黄色のアレ。いくら何でもやりすぎじゃないか。
◇18:45
 初日の晩飯は、北海道に行くって思ったときから鮨を食おうと決めていた。雑誌で見たら釧路は炉端発祥の地で美味いそうだが、これは譲れない。選んだ店はその名も「鮨茶寮 四季彩」。ここは姉妹店で回転寿司(旨い鮨 四季彩)もやってるが、今回はカウンターから職人に頼むスタイルのちょっと高そうな方に入る。右は長野からのカップル、左は東京からの老夫婦。それなりに有名な店らしく、僕の胃袋が一杯になる頃には席の方も満杯近かった。
 財布が心配かと言えば、そうでもない。一貫一貫に138円・265円・515円と値段がついていて、明朗会計で安心安心。最初の夜ぐらい豪勢にいこうってことで、にぎりおまかせコース(9貫・1580円)の後は、単品で「平目・甘エビ・おひょう・かんぱち・中トロ」を頼む。これに、大将の創作料理「海鮮おこげじゅうじゅう(800円)」も平らげ、大満腹(*^o^*)
 特に、道東でしか捕れないという「おひょう(大平)」は、白身で歯ごたえが感じられないほどやわらかかった。確かに、こんなにぎりは関西で食べたことが無い。生のほたても、歯ではなく舌で切れてしまうほどやわらかく新鮮なのがよく分かる。7,8年前に小樽でにぎりを食べたときも思ったが、水揚げの場所が近く輸送にかかる時間が短い分、鮮度が高いんじゃないかと思う。あとは素材そのものの質もいいんだろうな。
◇20:20
 夜が更けるにつれて雨脚は酷くなる一方。気持ち的には、夜の釧路をぶらぶらしたかったが、さすがに傘をさしながらウロウロするのも面倒で、今晩は「釧路プリンスホテル」でおとなしくすることにした。明日の朝、朝食の後にでも幣舞橋と米町を歩きに行こう。