kaichosanの日記

97~07年まで元Zaurusユーザーだった、フリーランスで流浪してる映像編集マンの雑多な日記です

 熱戦に幕

 22日、台風11号接近のため、26年ぶりに順延された夏の甲子園勝戦日大三校(西東京) vs 近江(滋賀)」が行われ、予選からケタ外れの打線を誇った日大三校が、見事真紅の大優勝旗を手にしました。これで14日間+1日の熱戦に幕がおりました。


 思えば報道に携わるようになってから、すぐにスポーツニュースの世界に入って、今回の高校野球が記念すべき(?)通算10回目の甲子園となりました。今ではプロ入りした選手も数多く見てきました。毎年、必ず数人は注目選手がいるものなのですが、ここ数年はだんだんと打者も投手も少なくなってきたように思います。


 今年に限っては、自己最速155キロマークすると評判の高かった日南学園の寺原投手だけが目立ってしまった大会でした。結果としては、センバツの準決勝の再戦となった宜野座(沖縄)vs仙台育英(宮城)のリベンジ劇や、あの浪商・香川やPL・清原に並ぶ史上5人目の3試合連続ホームランを放った日大三校の原島選手が登場するなど一応の話題はありました。ただ、偏りがちな報道はなるべく慎む方が好ましいと思いながらも、やはりそう素直にはできない体制が疎ましかったりもしました。


 でも期間中、当然のように休みなく働き続けていくなかで、どうしようもなく野球が好きでスポーツに関わっている時間が幸せに感じる自分がいて、一心不乱に白球を追いかけたり、アルプススタンドの喜怒哀楽を見ているだけで「あ、やっぱり高校野球っていいよな」と思いながらニュースを編集していました(^-^;


 余談ですが、今年2年ぶりに大会を振り返る総集編を担当する機会をいただきました。賛否両論ありましたが、寝る間を惜しみ丸2日間ほどかけて編集した自分の中では納得のいくモノ(VTR)が出せたと思っています。普段の仕事ももちろんですが、自分から積極的に物事に取り組んでやり遂げたときの爽快感というか達成感というか、それはやはり何物にも代え難いものだなぁと、つくづく感じました。


 今年もまた、この時期恒例の新しい人たちとの出会いもありました。系列各局から本部の応援や甲子園取材にやってくる方々です。それぞれに、いろんな経験を積み、そして感動を味わって地元へと帰っていったんじゃないかと・・・。
 来年も新たな感動を共に体験できることを祈りつつ、高校球児と共に燃え尽きた私の“短い夏”が終わりました。