kaichosanの日記

97~07年まで元Zaurusユーザーだった、フリーランスで流浪してる映像編集マンの雑多な日記です

 人生初・孝行旅行〜北陸路・山中温泉〜

●一日目
 いつになく早起きして出発に備えてるあたり、けっこう楽しみにしてる自分がいたな(^-^;


 予定通り、朝9時に自宅を出発。行きつけのレストランの駐車場に車を停めさせてもらって、快速と雷鳥を接続しておよそ4時間で加賀温泉入り。車中、駅弁を食べたいという母親の願いを叶えるべく、事前には買い込まずにます寿司と鯛寿司を買った。その味と値段のアンバランスに、私が無理に勧めなかった理由を理解してくれたようだった。


 現地入り後、旅館から迎えが来る事になっていたが、それは最寄りの「山中温泉バスターミナル」とのこと。加賀温泉から山中温泉までは通常の路線バスで移動しなければならなかった。というのも、今回お世話になった「こおろぎ楼」という旅館さんは、旅行会社やJRなどに大きく広告を打っていないところだそうで、周辺にもそこそこ有名な旅館はあるけれど、団体客がゾロゾロとやってこないのがこの山中温泉の最大の魅力でしょうか・・・。


 何はともあれ、バスの移動代は予想外だったけど、約25〜30分で着いたんで、そんなに離れたところじゃなくてよかった。温泉郷もぶらぶら歩くにはちょうどよい行動範囲で、天気も良く、初日の観光はすがすがしいものだった。とりあえずどこで調べても行っておいた方がイイと載ってたのが「鶴仙渓遊歩道」。


 現在もなお電灯工事で整備中でしたが、旅館のたもとにある「こおろぎ橋」から始まってバスターミナル近くの「黒谷橋」までの約1.3キロを、渓谷を見ながら散策できる。腹減らしには最適だった(笑) 道中、これまたオススメスポットとなっている、勅使河原宏氏デザインの鉄骨で出来た「あやとり橋」は、本当に妙ちくりんな橋だった(^-^; Sの字をしていて、真ん中の方から渡り口を見ると、その端が見えないぐらい折れ曲がっていたんですよ。これは、実際に写真を撮らないとよく分からないと思います。


 旅館のたたずまいも決して古くなく、だだっ広くなくていい感じでした。部屋のすぐ真下を渓流が流れているんで、部屋の雑音を消すと、一日中水の流れる音がしていました。部屋に個室の露天風呂はついてませんでしたが、大浴場の温泉もキレイで過ごしやすかったですね。ただ、脱衣所に時計がないのと扇風機を置いていなかったのは、残念だったなぁ。あと、露天風呂がひとつしかなくて、男女の時間交代制になっていたのも惜しい・・・せめて『混浴』にできんもんかんねぇ、と思っちゃいました(*^o^*)


 予約時に頼んでおいた“旬のカニづくし料理”は、3人で食べきれないぐらい本当にスゴイ量でした(^-^; 「カニミソかけ豆腐」と「カニ刺し」に始まって、「焼き甲羅」「カニの天ぷら」と本当にカニのオンパレード。とうとう「焼きガニ」「ゆでガニ」あたりから一気にペースダウンして、最後の「カニ鍋」と「カニ雑炊」はギブアップしてしまいました。結局、食べきれずに翌朝、朝食として食べることになってしまいました(笑)