kaichosanの日記

97~07年まで元Zaurusユーザーだった、フリーランスで流浪してる映像編集マンの雑多な日記です

 松山道中記2 何はともあれ、道後温泉でしょ

 今日は、夕方過ぎに偉いさんが来て、番組をチェックする日だったんで、午後からのお仕事。それまでの暇をつぶそうと道後まで足を伸ばすことにした。ちょうど10年ぶりになる道後の街をぶらぶらと散歩・・・小腹が空いた頃にお昼になったんで、昼間っからちょっとリッチに寿司と天ぷらを頂いて優雅な気分に浸ってた。
 それでも、まだ時間がありそうだったから、せっかくなんで道後温泉本館に寄ることにした。10年前当時と変わらぬ値段の、「霊の湯(たまのゆ)二等」、980円。何もかもが10年前と全く一緒・・・ちょっとフラッシュバックしたような感覚に捕らわれたなぁ。
 入浴だけってのもあるけど、それだと貸しタオルはないし(バスタオルは有料でもおいてません)、風呂上がりの一服もできないから、ゆっくりしたい方にはお薦めできないかな。銭湯と変わらないから(笑) どうせなら、茶菓子でも戴きながらホッコリする方がいいでしょ? ちなみに、道後名物「坊っちゃん団子」や、いろいろセットになったもう少しお高い入浴券もあるので、ご旅行予算と当日の財布と相談するのがいいかも。


 入り口で下駄箱に履物を収め、カギを掛けて中へ。番台風のもぎり所で、チケットの一部をハサミで切ってから奥へ案内された。昔も今のままだったんだろうけど、さすがに何も覚えてないなぁ。
 廊下の突き当たり左へ折れ、階段を上ぼると、さらに部屋番の女中さんがチケットの半券をもぎって席に案内してくれた。二等より上の(少々お高目の)入浴券では、自分用の座布団と浴衣(着替え)入れのある座敷へ案内される。ここで衣服やカバン、希望によって貴重品をコインロッカーおいて、下着の上から浴衣だけを羽織って風呂場へ向かうシステムだ。女中さんがおば様たちだけなら気にしないんだけど、バイトなのか身内なのか分からない若いお姉さんの女中さんもいるんで、その目の前で浴衣に着替えないといけない若干の恥ずかしさがありますよ(^_^;


 着替え終わって風呂場に行くと、また脱衣所がある。旅館なんかの大浴場と違って、カギ付き木製ロッカーのあるちゃんとした脱衣所だ。といっても、すでに浴衣と下着しか着てないから、大したモノはいれないんだけど。
 天下の道後温泉と聞いて、すごく立派なモノなんだろうと思っている人は、ここでちょっと期待倒れするかも・・・。見た目はごく普通サイズの浴槽で、洗い場もそれほど広くないんですよ。光が入る窓とかが無いのでやや暗めで、印象として全体的な明るさが感じられません。それでも、浴槽は大理石より3倍も硬いモノを使用していたり、肌にしっとりまとわり付く感じがするアルカリ単純温泉は、満足いくものですがね(*^-^*)


 あとは「皇族も度々訪れたことがある」のと「すんごい昔からある」ってのが売りの温泉ですから。今も、皇族専用のお風呂があって、そこは一般の人が利用することができず、見学だけできるようになってます。それと「坊っちゃん」の作者、夏目漱石が利用した部屋も、公開されて見学することができますよ。


 風呂上がりは、元の座敷に戻ってお茶と茶菓子で一服。他にも、銭湯には付き物のビンのコーヒーとか牛乳もあるし、一本80円の「名物・坊っちゃん団子」もあるんで、お好みでどうぞ。あ、そうそう、この座敷は男女が相席になるけど、女性は別の更衣室が隣にあるんで、ご安心を。ただ、お風呂上がりの女性が近くをウロウロするのは、ちょっとなまめかしくてウブな男性は目のやり場に困りますけど(*^-^*;・・・ご高齢のおば様はご勘弁願いたいですが(失言・・・反省m(_ _)m)


 そうそう、松山市内の移動は全路線どれだけ乗っても150円の路線電車が便利です。もちろん、道後温泉まで行ってるので、観光客でも安心です。時間帯なのか予約なのか分かんないけど、「坊っちゃん列車」っていう雰囲気のある蒸気機関車タイプのヤツも走ってるんで、気になる方は要チェックです ♪ それと、道後温泉駅の目の前には大きな仕掛け時計と足湯もあるんで、お近くへお越しの際にはぜひお立ち寄りを(^o^)v